老川慶喜・大豆生田稔編『商品流通と東京市場―幕末〜戦間期―』

首都圏史叢書2
老川慶喜・大豆生田稔編『商品流通と東京市場―幕末〜戦間期―』日本経済評論社、2000年

はしがき
第1編 東京市場の形成
 第1章 十九世紀後半の横浜近郊農村における商品流通―開港と都市化の中の商業活動―(西川武臣)
 第2章 明治前期の東京織物市場と流行織物―縞木綿を中心に―(田村均)
 第3章 近代における見沼代用水の舟運―船頭の活動状況と河岸・道路を中心に―(野崎雅秀)
 第4章 近代東京市場における流通機構の整備と塩流通(落合功)

第2編 鉄道の登場と商品流通
 第5章 在来肥料の交代と鉄道開通による肥料流通への影響―新河岸川筋福岡河岸を中心として―(酒井智晴)
 第6章 幹線鉄道網整備と肥料流通網の形成―茨城県における肥料流通―(市川大祐)
 第7章 養蚕業の発展と原料繭流通(中林真幸)
 第8章 東京市場をめぐる地廻米と遠国米―産業革命期首都圏の米穀市場―(大豆生田稔)
 第9章 陶磁器業の展開と輸送網の整備―明治期を中心に―(岩下祥子)

第3編 都市化と輸送問題
 第10章 大正期東京のセメント流通構造(渡邉恵一)
 第11章 第一次大戦後の東京市貨物集散状況小運送問題(老川慶喜)

【書評と紹介】
丹治雄一 『首都圏形成史研究会 会報』14号(2001年)
中西聰  『社会経済史学』68巻5号(2002年)
小岩信竹 『歴史と経済』177号(2002年)
石井寛治 『史学雑誌』112編1号(2003年)